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一日一日を必死に生きる
きょう一日一日を必死に生きる。
明日は考えない。

そういう思いを持ち始めたのは,
いつごろからだろう。

思い出せば,
エディットという会社を創ったときからだ。

ふつうは逆だ。
組織を創れば,「明日」を思考するのは当たり前。
それを思い悩み続けるだけの「心の力」は自分にはない。
いつのまにか知ってしまった。

一日一日を必死に生きる。
明日は考えない。

その思いだけで20年を生きてきた。

でも,近ごろはときどき「明日」を考える。
少し「まとも」になったのか,
そんなことはない。

歳を取ったせいか,
背負っている荷物が気になり始めたせいか,
自分の中に,何かが失くなり始めたせいか。
それが正しい気がする。

何が失くなり始めたのか。

夢か,目標か,体力か,
意欲か,理性か,欲望か,煩悩か,

知力がないことはわかっている。

それでは,
誠意か,自信か,活力か,感性か,
人を愛する力か,情熱か,

あるいは,そのすべてか。

わからない。

でも何かが失くなり始めている。

喪失感,それだけは正しい。

よ〜し,決めた。
きょうはとりあえず原始の世界に行こう。
秘密のアジトに。
生命の源の場所に……。

一日一日を必死に生きる。
明日は考えない。

その思いをなんとかなんとか取り戻すために。

(久しぶりの「泥酔詩集」より)
author:Tetsuo Kobayashi, category:生き方, 00:32
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答えを出す
ある版元の編集者が名古屋の事務所に来られた。
版元を辞めてフリーの編集者になったという。
その挨拶の来訪だ。
私への直接のアポはなかったが,ぜひ会いたいと思っていた。
よく知っている人。
3時間近く話をした。
版元はとてもよく知っている会社だ。
経営状態が悪いから辞めるわけではない。
自分の生き方として,いまの道を選択したようだ。
かつてフリーの経験が少しあるとしても,50歳を過ぎてからの新たな人生だ。
たぶんいろいろ考え,悩み,苦しんだと思う。
私も何度も経験した。
いま私の目の前だからそうなのかも知れないが,久しぶりに会う顔がとても明るく前向きであった。
すべてそうであるが,答えを出す前が辛い,とても辛い。
でも答えを出してしまえば,楽になる。とりあえず楽になる。
あとはその答えに向かって進むだけだ。
前に進むことができる。
彼とはまた東京で飲む約束をした。
author:Tetsuo Kobayashi, category:生き方, 20:41
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